オス犬が部屋でマーキングする場合、その原因を分析する必要があります。オス犬がマーキングをする場面は、
飼い主さんがいない時が多いようです。
この場合、オシッコをトイレ以外の場所ですることを犬も「悪いこと」として認識している証拠です。従って、このような犬は決してダメな犬ではありません。反対に、賢い犬なのかもしれません・・・。
オス犬がマーキングする理由は一つは飼い主さんへの甘えです。オシッコをすることで、相手にしてもらえるからです。このような場合は、犬を相手にしてはいけません。粗相を発見しした際に叱ってもいけませんし、無視しなければいけません・・・。
オス犬が室内でマーキングを行うもう一つの理由は単なる縄張りの維持、または拡大です。これは犬の本能なので仕方ないです。しかし、以前の記事で書いたように虚勢手術を施すことで、多少解決できます。
しかし、去勢したにもかかわらず、オス犬がお留守番をしている際にマーキングする場合、これは本能ではなく、犬自体の感情コントロールの結果なので、対策を考えなければいけません。
感情によるマーキングを完全に無くすことは残念ながら、ほとんどできません。その犬の性格なので、躾や訓練で犬に覚えさせることは非常に困難なのです。
「どんなに優秀な犬の訓練士にお願いしても、訓練された一時的な改善のみでマーキングは再発する場合がありますヨ。」警察犬の訓練士さんの言葉を思い出します。
マーキングをさせないために、飼い主さんは出かける度に犬を連れだすか、または、ケージなどの限られた空間に犬を閉じ込めるしか手段はありません。
しかし、犬を狭い空間に閉じ込めることは可哀想なことですし、長時間犬を不自由にすることに抵抗を感じる飼い主さんは沢山いると思います。
厳しい言い方になりますが、日本の飼い主さんは、犬に対して非常に甘いです。飼い主さんのいない室内で犬を開放することは犬に対する愛情や優しさではなく、単なる甘やかし、という認識がないのです。飼い主さんが犬と一緒に過ごす時間を大切にし、沢山、犬に甘えさせて愛情を注げば良いのです。
そうすることで犬は、大人しくお留守番していれば、飼い主さんが帰ってきた後、沢山甘えられる~と認識し、精神力も身に付きます。
飼い主さんの匂いのついた衣類を与えてお留守番させると、多少効果があることを以前の記事で紹介しましたが、完全ではありません。その衣類にマーキングされた経験があります・・・
オス犬の部屋でのマーキングを無くし、快適な空間を維持するためには飼い主さんの鬼の心と犬への深い愛情が必要だと思います。