犬の躾け方法は時代によって変化するものです。
日本の場合はその時その時の社会情勢や報道の宣伝効果によって人気の犬が変化し、飼われる犬が大きく変化するからです。犬が変われば、人間(飼い主さん)の生活スタイルも必然的に変わります。
大型犬は毎日の散歩が必要ですが、小型犬であれば、週に一度でも済んでしまいます・・・。この様な変化によって、犬に対する躾けの考え方も変化をしている、と言われています。
本来であれば科学的な研究などによって犬にとって最適な躾け方などが解明され、その結果、躾け方法が改善されるなどの変化が一般的です。海外の躾けに対する考え方が、この様な感じかもしれません。
昔に比べると、日本においても犬に対する躾けの意識が非常に高くなりました。非常に良いことだと思います。しかし、犬を躾ける情報においてちょっと気になることがあります。
以前、4回ほどに分けて犬の躾けで怒ることが必要かどうか、色々な角度から考えてお話をしました。なぜ、犬を怒ること、犬を叱ることをテーマにしたかと言うと、犬の躾教本などに犬への正しい怒り方、叱り方が、躾けのひとつとして明記されていない場合が多いからです。そして、犬を怒ってはいけない、と思っている飼い主さんが意外と多いからです。
近年の犬への躾けの主流は「褒めること」です。上手な褒め方に関しては、丁寧に教えがありますが、犬への注意の仕方は、あまり主立って書かれていません。また、躾けのセミナーや躾け教室などでも、不明瞭な場合が多いです。
さらに「絶対に犬を叱ってはいけません」と飼い主さんを指導する場合もあります。怒ったり叱るのではなく、犬を無視すること、相手にしないことによって、犬を注意したと同じ効果があり、躾けになる・・・とも言われています。しかし、この方法はケースバイケースです。
今後は犬への注意の仕方も考えてみようと思います。