犬フィラリア症とはどんな病気?
犬フィラリア症
毎年春になると、犬に飲ませる薬の1つにフィラリアがあります。フィラリアとは、糸状虫(しじょうちゅう)に属する動物の総称として用いられている用語です。フィラリアはウィルスでも細菌でもなく動物の一種ですが、フィラリアという固有の名前の動物はいません。また自身だけでは生活できず、別の生き物に寄生することで栄養分を吸収して生きていく寄生虫の1つです。
◇ フィラリアと呼ばれる主な糸状虫 ◇
バンクロフト糸状虫
マレー糸状虫
回旋糸状虫
ロア糸状虫
犬糸状虫
上記の中で犬に感染するフィラリアが名前の通り犬糸状虫です。そして犬糸状虫による疾患を犬フィラリア症と呼んでいます。このページでは犬糸状虫のことを単にフィラリアと呼ぶことにします。

*写真はマレー糸状虫です
フィラリアの生活サイクル
フィラリアは寄生虫なので、絶えず別の生き物の体内で生活しています。フィラリアに感染している犬の血液中にはフィラリアの子供(ミクロフィラリア)が沢山存在しています。このフィラリアに感染している犬の血を蚊が吸うと、その蚊の体内でフィラリアの子供(ミクロフィラリア)は成長します。
しかし完全な成体になることはありません。フィラリア(犬糸状虫)は犬などの血液中でしか大人に成長できない寄生虫だからです。こうして成体となったフィラリアは犬などの血液中で子供(ミクロフィラリア)を増やし、蚊から犬へ、そしてまた蚊へと移動しながら成長を繰り返していきます。
犬がフィラリアに感染すると危険?
犬がフィラリアに感染すると、犬の循環器系と呼ばれる肺や心臓で増殖します。従ってフィラリアの感染は循環器系の病気と言われています。
犬がフィラリアに感染していても全く気づかないほど、特に初期症状を発見しづらいのがフィラリアの特徴です。犬がフィラリアに感染した場合、元気がない、呼吸が荒いなどの症状が見られます。これは血液中の栄養分を吸収されたことによる現象です。また貧血になりやすく、すぐに疲れたり食欲不振によって体重の減少なども見られます。酷くなると眼が赤くなったりお腹が膨れてきます。
犬がフィラリアに感染しても、初期の状態であれば薬の投与でフィラリアの駆除は可能です。しかしフィラリアの増殖が激しい場合、心臓内のフィラリアを摘出する手術になります。こうなると犬への負担も大きくなるので、やはりフィラリアに感染しても酷くならないための予防が大切です。
フィラリアの感染確認と予防
毎年フィラリアの予防薬を投与していても、運悪くフィラリアに感染してしまう場合もあります。フィラリアの感染を確認する方法は血液検査です。感染が確認された場合は、予防薬を投与しても意味がありませんので、まずはフィラリアの駆除から行います。
フィラリアの感染は処方箋によって拡大の予防ができます。蚊の発生する春から秋にかけての年に6ヶ月間または7ヶ月間、毎月一回の予防薬を投与することで予防できます。

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